D!S!E!

ハロプロおたくの書き散らし雑記ブログ。

普通の人ほど、なぜ「俺、ちょっと変なんだよね」って言いたがるんだろう

あるあるじゃないですか???
この人普通だな〜〜〜って人ほど俺ちょっと変なんだよねアピールをしてくる。
なんでだ?それしか拠り所がないの?とか思っちゃうんだけど。

俺ちょっと変なんだよねアピールをしてくる知人

これは高校の同級生の話なんですけど、ことあるごとに「俺、ちょっと変なんだよね」とか、「俺の会社って変でしょ?」って変人アピールしてくる人がいるんですよね。

彼の話を聞いていると、趣味は夏フェスと革靴集めで私からすると普通の人だなーという印象。 一部上場企業にお勤めで職場の話もしてくれるんだけれど、外から聞いているとそれは良くも悪くもIT化に乗り遅れた普通の古い日本企業だな、という感じ。
たしかに話を聞いてて変だなっていう点もないわけじゃないけど、一社だけでしか働いてないのに変って判断する基準ってどこからきているんだろう?昔のバイト先とか大学とか、過去に所属してたコミュニティからなのかな。
もっとやばい企業いっぱいあるからなあ。下を見だすときりがないけど。
そもそも一部上場のきちんとした会社に、新卒の頃から転職もせず、ずっとお勤めの時点で別にそこまで働きづらい会社でもないと思うんだよな〜。
羨ましいのう。そういう会社に新卒で就職できたの羨ましいな。

んで、こういう話の最後に決まって言うのである。
「ね、俺ってちょっと変でしょ?」
「変人でごめんね〜」
これには正直ちょっとイラッとする。
いやいや、あなたの程度で変人って言うならインターネットは尖ったやばいやつだらけだぞ。あなたわりとまっとうな普通の人だと思うよ。内心でそう思いつつ、反論するのもめんどくさいからへえ、そうなんだ〜で済ますけど。だって心にもないことは肯定できないし。

池袋ミカド劇場のお花さん

話変わって池袋ミカド劇場というストリップ劇場に行った時のことを書く。
その時はSMの特別公演をやっていて、普段のストリップとは少し違った毛色の演目だった。
それを目当てにしておまいつ(おまえいつもいるな、の略。現場にいつもいる人のこと)のストリップおじさん以外にSM愛好家の人も来ていたと思われる。

その中でもひときわ目を引いたのが、観客のお花さん。お花さん(中年のメガネのおじさんだった)は全裸にピンクの紐で自縛を施し、何をするでもなく劇場のすみっこに行儀よく佇んでいた。
劇場に入った瞬間彼が目に入ったので、お、おう……と思ったけれども、観客の誰も何も触れないのでここではこれが普通なんだなと思って私も触れないことにした。観客もあまりに彼のことを気にしなさすぎて置物か何かのようだったし、劇場にすっかり溶け込んでいた。

それからショーが始まると、踊り子のお姉さんにさんざんいじってもらって、人間ウォーターサーバーからの生搾り聖水を紙コップで飲ませてもらっていた。お花さんは聖水しか口にしないんだそうだ。お花だけに(?)
へえ。いらん知識が増えたな、と思った。

そのお花さんは、ショーと聖水のテイスティングを楽しんだ後自縛を解き、ワイシャツにスラックスを着て劇場から去っていった。
「バイバイ、またね〜♪」と踊り子さんに送り出されていて、なんとフランクな劇場なんだろう、と思った。
服を着た彼の見た目は、完全に普通の『ちょっとくたびれたサラリーマンのおじさん』だった。オタクにはこう言えば伝わりやすいと思うんだけど、SMものの同人誌に出てくるモブおじさんそのものという感じ。
それも、受けちゃん攻めくんに手を出してくるタイプのモブおじではなく、コマのすみにひっそりいるような無害(?)なタイプのモブおじ。

これは推測でしかないんだけど、お花さんは普段は自分が『変』ってことはあんまり言わないんじゃないかと思う。普通から外れている自覚があればあるほどそういうことは言わないんじゃないかって。変なんだよねーって言って突っ込まれたらめちゃめちゃ困るじゃん。 だからサラリーマンに擬態もするんだろうし。 ……と、私は勝手に考えているんだけど、普段はどうなのか直接聞いたわけじゃないので答えはわからない。

変の基準

色々な話を聞いていると、じゃあ『変』っていったい何なんだろうな?と思うことがある。結局は自分が属しているコミュニティの平均値からずれているかそうではないか、っていうだけの話なんだと思う。
ところ変われば『常識』とされていることが変わるように、『変』の基準も可変するものだし。
複数のコミュニティに属していて、そのどのコミュニティでも普通であることの方が難しいんじゃないか、と思うこともあるんだけどどうなんだろな。
普通であることも、変であることも、それぞれ違った一種の才能なんじゃないのかな〜。
変人アピールしてくるのは鬱陶しいのでやめてほしいな!結局それが言いたかった!

おわり!