D!S!E!

ハロプロおたくの書き散らし雑記ブログ。

2018年に読んで面白かったBL

2018年のまとめみたいな記事を書いときたいなーということで書きます!まあこれ書き始めたの1月だし仕上げたのは2月だけど細かいことは気にしない。

さて、2018年はかなり商業BLを読み漁っていました。
というのも、電子書籍だとポチればすぐ読めるという手軽さが本当に良くて。 あと私はhontoのヘビーユーザーなんですが、BLはわりかし常時何かのセールをしていたりクーポンを配っていたりするので、実質無料じゃ〜〜〜〜〜ん!って気の向くままにポチることもしばしば。いいように踊らされてますね。
いいんだよ!!!!丸善ジュンク堂は株も買って応援してるんだから!!!! ちなみに丸善ジュンク堂の株はけっこう安いうえ、(いま日本の株価安いので全般的にお得だよ!)株主優待として1000円の商品券をくれたり配当金と言う名のおこづかいをくれたりするのでとってもお得です。
ジュンク堂〜〜〜!hontoくん〜〜〜〜!2019年も君たちに貢ぐよ〜〜〜〜〜!去年は大変お世話になりました今年もよろしく!!!!素敵な本たちとの出会いをありがとう!!!!
という気持ちでいっぱいです。

私がhontoに貢いでいる理由は、日本の書店を応援したいというのがひとつと、あと単純にべんりだからですね。購入履歴がそのまま本棚のように表示されるので、この本買ったっけ?っていうのが可視化できます。
あとは上にも書きましたがBLは独自のキャンペーンを組むことも多く、思わぬ本との出会いがけっこうあって面白いのも理由ですね。例えばバディ特集とかクズ特集とか、何かの切り口で特集が組まれます。

2018年読んでよかったBL

チョイス基準は私が2018年に読んだものと一著者につき一冊まで。なので出版年が2018年じゃないのもあります。ほんとは一著者につき何冊も紹介したいんだけど、それをやると収集つかなくなるので泣く泣く絞りました。それではいきましょう。

イエスかノーか半分か 著:一穂ミチ

まずね!!!!今年一番読んだのこのシリーズです。
映像作家×アナウンサーという変わった組み合わせのお仕事BL。
なんだけどね!!!!もう受けの計ちゃんが面白いし可愛いしでもうたまらないのと、メインのカップリングじゃない脇役の人までみんな血肉が通っている感じがする。
あまりにハマって今出ている一穂先生の同人誌ぜんぶ買い集めました。商業ルートに乗っている一穂先生の他のシリーズはちょっとずつ集めて読んでいるところです。
これの他にも『ふったらどしゃぶり』シリーズとか『シュガーギルド』とか『ひつじの鍵』とか紹介したいのいっぱいあるんですよ……
一穂先生の本って登場人物が生きているというか存在感があるというか。彼らは彼らの人生をきちんと生きているという感じがしてとても好きです。

インディゴの気分 著:丸木戸マキ

去年ドラマ化した『ポルノグラファー』の続編です。官能小説家の先生の過去を描いたお話。
なぜこちらの続編を選んだかというと、私は未亡人とかそういうのがとても好きなんですが、なんとお世話になった先生の遺影の前でハメるシーンがあるんですよね!!!!!!
もうねー、もう、ほんっっっっとねえ、このシーン読んだ時立ち上がってガッツポーズしたし嬉しさのあまりスマホ片手にしばらく部屋をぐるぐるうろついてたんですよ。嬉しさのあまり挙動不審になってしまった。 不謹慎セッ久ほんと最高…ハーーーー最高of最高なんじゃ
これのほかに『目を閉じても光は見えるよ』も良かった。丸木戸先生はどうしようもない人を描くのが本当にうまいなと思う。
この記事もけっこう寝かせてたんですが、その間にインディゴの気分もドラマ化決定のお知らせがきました。こんな僥倖があっていいんだろうか……。

ジャッカス! 著:スカーレット・ベリ子

パンストフェチの高校生×クラスの友達の学園(?)BL。学生ものといいつつ主題がパンストなので単純な学生ものではないんですが、それにしたって全てをねじ伏せるほどの圧倒的な描写力と説得力。パンストの描写がもうやばい。ここ気合い入れて描いたんだろうなっていうのがめちゃくちゃ伝わってくるし、作者のフェチが見える漫画は読んでいてとても楽しい。
そして、学園ものらしく爽やかな青春ぽさもあってとても楽しい。爽やかなパンストだった。

酔いどれ恋をせず 著:橋本あおい

料理人×唎酒師のお料理BL。
もう読んでいるだけでお腹がすいてくるし、こんな蕎麦屋が近所にあったらな〜〜〜!と思わずにはいられない。蕎麦屋で日本酒飲むの最高だよね。
作者の橋本先生は食べるの・呑むのがお好きなようで、これの他にもいくつか料理人BLを描かれてます。
でね、着眼点そこかよ〜もっとストーリーの感想とか書きなさいよ〜〜って言われそうなんだけど、この本のすごいなって思うところは受けの水澄(みすみ)くんが陰毛の形を整えてるところなんですよね!!!!
陰毛を!整えてる!受け!!!!!
いや、整えてる様子の直接の描写はないのでわたしが勝手に濡れ場のシーンの陰毛からそう解釈しただけなんですけど。
めっちゃ可愛くない?!しかも、そこからきちんと身なりにこだわりがあってケアしてる人なんだろうなとか、なんとなく人柄が見えてくるじゃん。って思ってね〜〜、ぐっときたんだよねえ。続きものですが完結していて、2巻は年末に出たばかりなので書店のフェイスにあるんじゃないかなーと思います。

百と卍 著:紗久楽さわ

これね!!!!
浮世絵がそのまま漫画になったような画面構成で独特のタッチなんですがとにかくめちゃくちゃ絵が上手い。
ちょっと前にツイッターで成田屋のにらみは縁起物で邪気や病気を払いのけ無病息災になる。みたいな話があって。要は江戸時代版の推しの!!!ファンサで!!!来年も生きる!!!!ってやつで超わかるんだけどこれもまさにそれなんですよ。
卍兄の流し目ほんっっっっっと色っぽくてなあ、縁起物!!!!!これは健康にいい!!!!!最高!!!!!ってやつです。
個人的にはですが、しょっぱなからふのり(口に含んで唾液で溶かして使う江戸時代のローション)プレイがあったりしてもうその時点で立ち上がってガッツポーズしたし、この漫画は最高だと確信した。
ほんとに冒頭なので、たぶんhontoの試し読みで読めるんじゃないかな。

緑土なす 著:みやしろちうこ

なろう小説から書籍化した本ですね。
面白すぎてページをめくる手が止まらなくなって、一時期これを狂ったように読んでました。11時くらいに風呂入って2時くらいまで風呂でずっと読んでたりとか。さすがに寝不足になりました。 世界観は十二国記とかあの辺と似たものがある中華ファンタジーです。
王の孤独と足弱(受け)の戸惑いが交差して、そこから紆余曲折を経て折り合いをつけて二人が寄り添う様は涙なしには語れないやつです。
いやもうこれほんとねー、最後ハッピーエンドで終わって良かったですほんとに。
王様の設定の都合上かなり濡れ場が多く、濡れ場の合間に話が進行していくような感じなので外で読むのはちょっと危険かもしれない。

25時、赤坂で 著:夏野寛子

読んだの厳密には正月休みなんですが、いま感想書きたいので入れました。
色々な賞にノミネートされていたので読んだ方も多いかと思いますが。売れっ子俳優×新人俳優の芸能界BLです。
目の描写がとても印象的な作品。たくさん舞台を観てきて、表現力のある役者さんって目に力があるなあと思うことが多々あるのですがこの作品もまさにそれ。本当に目力があるんですよね。
そして、お話もドラマの展開と現実(オフ)の展開が絡み合って進んでいくのが見事。ドラマはいい展開だけどオフの方はどうなっていくんだろう?っていうのが気になってページをめくる手が止まらない。
あ〜こういうの読みたかったんじゃあ〜っていうツボをぐりぐり押された。良すぎて、何度も読み返してはああ〜〜〜いいわ〜〜〜としみじみした作品です。

以上です!
また読みためたらまとめ記事書こうと思います。
今年も素敵な本と出会えますように!