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ハロプロおたくの書き散らし雑記ブログ。

ウィーン1日目

さて。かなり間が空きましたがしれっと何食わぬ顔して続きを書いていきます。そろそろ行ってから一年経つんだなーと思うと時間が経つのが早すぎるな……。2019年の目標はこの旅行記ちゃんと完結させる、ですがどうなることやら。

前回まで

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旅行関連のまとめ記事

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ウィーン1日目の行動

1)ウィーン空港に到着
2)空港から市街地まで電車で移動
3)ホテルにチェックイン

---↑前回まで ↓ここから今回の記事---

4)ベルヴェデーレ宮殿観光
5)シュテファン大聖堂観光

3月のウィーンの気候

当時の東京とそんなに変わらないくらいでした。 薄いダウンを着て行ったのですが、ちょっと暑い。なんというか生ぬるい春になりかけたくらいの気温って感じ。 とはいえ、雨が降る日や夜は当然寒いので薄着してると寒いです。 服装は、アウターが薄いダウン、中身がヒートテック+セーターの2枚とマフラー、下が膝丈のスカートに黒いタイツとボアの中敷を仕込んだウォーキングシューズって感じです。

ベルヴェデーレ宮殿観光

アクセス:ウィーン中央駅から徒歩10分くらい

チケット売り場は普通に空いていたのですぐ買えました。繁忙期はわからないけど、3月だったら特に事前予約とかは必要ないと思います。 チケットは上宮(Upper Belvedere)のみ、下宮のみ(Lower Belvedere)、セット券があります。クリムトとかシーレを見たいなら上宮の入場券を買いましょう。

14時くらいにウィーンに到着したので、初日は宿に荷物を預けてから2ヶ所観光に行きました。
にしても、この旅行は本当にノープランで行ったので宿に着いてから周辺の観光施設をぐぐる→プランを立てるというめちゃくちゃ行き当たりばったりな感じでした。
なぜ最初にベルヴェデーレ宮殿に行ったかというのも、とりあえず宿から近かったというそれだけの理由です。雑!宿からは徒歩10分くらいでした。

当時仕事で疲れていたのでプランを立てる精神的余裕がなかったんですよね。 正直、ウィーンに行こうと思ったのもけっこうなんとなくで、ヨーロッパどこいこうかな、グラナダ行きたいけど距離・日程的に組み込みづらいなー、じゃあウィーンでいいか〜とか超適当な決め方してました。
で、あとからウィーンだったらウィーン分離派とかクリムトとかオペラとかいろいろあっていいじゃん!ということに気づいた感じ。遅いな。

で、この旅行のテーマはウィーン世紀末の三大ファムファタール絵画である「接吻(クリムト)」、「死と乙女(シーレ)」、「風の花嫁(ココシュカ)」を全部見よう!というのがひとつあって。(↑ウィーンを日程に組み込んでから決めた後付けテーマではありますが…)
このベルヴェデーレ宮殿にはそのうちの二つ、クリムトの接吻とエゴンシーレの死と乙女が収蔵されています。初めからクライマックスってやつだ!

ねーーー見て見て見て〜〜〜!
写真撮っていいんだよ!すごい!

クリムトの接吻

展示されている建物の雰囲気もあいまってとても豪奢でうつくしい。金箔の光り方が繊細で非常に綺麗です。

シーレの死と乙女

大学時代にレポートを書いた思い出の絵の一つ。
『死と乙女』のモチーフは古くから描かれ続けたものですが、この時代に古代とは違う意味合いで再構成され盛んに描かれたテーマです。もともとは枯れない花はない(どんなに綺麗な花もいずれ枯れる、つまりどんなに綺麗な乙女も美しさは永遠ではなく、いずれ老いて死ぬ)といった意味合いだったのが、この時代にはファムファタール的な意味合いを含んでいます。
このシーレの死と乙女も、今にも死にそうなほどか細く折れそうな乙女の腕が描かれていて、しかしよくよく見るとそれは男の服に腕が隠されてそう見えているだけで。果たしてとらわれているのは男と女どちらなんだろう?と思ったりもする。
この時代は絵画の作品だけではなく、作家本人にもそういった類いの伝説めいた逸話がとても多いんですよね。

ナポレオンの肖像画

ここに収蔵されてたんだー!?って思った。フランスかと思ってた。
教科書やナポレオンの紹介などで一番使われている絵画かと思います。だから紹介画像(?)みたいな印象を持ってしまうんですが、でも画家の作品なんだよなあ。と思うとなんだか不思議な感じ。
この後イタリアでヘンリー8世の肖像画を見かけるんですが、その時も同じことを思った。

クリムトのユディト

これもクリムト。
とても綺麗でした。4月のクリムト展に来るのかな?

ベルヴェデーレ宮殿は、美術館でありながら建物そのものが豪奢な宮殿です。上宮と下宮に分かれていて、絵の展示を行っているメイン館が上宮。上宮から下宮までは歩いて15分程度で間には広大な庭園が広がっています。
時代が時代なら貴族を乗せた馬車が通ったりしていたんだろうな。春になると花が咲き乱れ、噴水に水も入るんでしょうがあいにく春はまだ先なのでちょっと寒々しい感じでした。
日本で3月というと、まあまああったかくなってきて地方によっては桜が咲き出すので春だ〜!って感じなんですがヨーロッパはまだ冬なんだなあとこの旅行の時実感しました。だから春のお祭りのイースターが4月なのがよくわかる。

今年の4月には東京都美術館でクリムト展が始まるわけですが、実際にウィーンで見た作品も含まれると思うので楽しみです。これ現地で見てきたんだよ!ってめちゃくちゃ自慢できるな〜〜!

シュテファン大聖堂

1日目、ベルヴェデーレ宮殿のあと若干時間があったので突撃してみました。が、暗くてステンドグラスがよくわからない感じになったので2枚目以降の写真は別の日の昼間に撮ったものです。

ここはなんといってもアマデウスが結婚式を挙げた教会なんですよ!
アマデ!アマデ!アマデ〜〜〜〜〜!時空を超えて偉人と同じ空気を吸ってる〜〜〜〜〜!アマデウス〜〜〜〜〜!!!!!!
あとハプスブルク家の墓所にもなっています。マリアもこの教会のミサに参加してたりしたんだろうか……あとアマデが挙式をあげてるってことはサリエリもいたかもしれないな…わからないけど…
現実と二次元の区別がついていなくて非常にアレなんですけど、ここ絶対ロデさんも神ロもいた場所だよなあ…と思うともう……ヘタリアの世界史オタクをやっていると聖地がそこらじゅうにありすぎて興奮しっぱなしでやばい。

この写真の下の方に写っている赤いマントの人たちは、音楽団の勧誘の人たちです。モーツァルトの時代の格好をして有名なクラシック曲を演奏する公演を毎日やっているようです。(お兄さん多少日本語できるようでした)
写真詐欺とか怪しい何かではないですが、かといってウィーン国立歌劇場とかローナッハ劇場も近くにあるわけで、わざわざそちらのモーツァルトコンに足を運ぶ理由ってあるのかな、とちょっと思ったりもする。

夕飯

夕飯は宿のそばのカフェで食べました。
ハムパスタなら安パイかな?と思って注文したら出てきたのがこれ。

oh……だいぶ想像と違うのがきたぞ……

これ直径20cmくらいある普通のフライパンで、そこに四角いパスタ(?)がぎっちり入っています。日本のカフェのおしゃれご飯だったら4人前くらいある。食べきれないよ!
で、このハムパスタ何かの味に似てるな〜と思って食べていたらわかった。家で作るチャーハンの味に似ている。素朴な塩胡椒と玉ねぎ・ベーコンの味ですね。
半分くらい食べたところでギブアップ。カフェのお兄さんに持って帰る?と聞かれましたが、ホテルで食べる術がないのでごめんなさいしました。申し訳ない……
ウィーン中央駅のご飯事情ですが、駅から出ると案外食べるところがないんですよね。なので駅の中のデリでなにかサンドイッチとかを買うか、地下のスーパーでお惣菜を買うのが良いと思います。地下のスーパーはけっこう大きくて、サンドイッチや多少割高ですが寿司なんかも置いてました。とりあえずなんでも揃うので便利だと思います。

そんなこんなでウィーン1日目はおわり。2日目に続く。

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