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ハロプロおたくの書き散らし雑記ブログ。

2018年第38回三笠宮杯を初心者が観戦してきたよレポ

お久しぶりです!
だいぶ遅くなりましたが、競技ダンスの大きな大会である『三笠宮杯』の観戦に行ってきたのでレポです!

まず私についてですが、

・テレビ番組の競技ダンスコーナーを観ていた
・ボールルームへようこそを読んでいつか競技ダンスの試合を観たいと思っていた
・母校(大学)に競技ダンス部があり、卒業してから学祭に行った時にみた競技ダンス部のデモストが超〜〜〜格好良かったのでいつかまじで試合観に行くと決めた

程度の競技ダンス知ってる度合いです。 なので、ほんとに観戦初心者なんですよね。というか何も知らない。

で、その何も知らないところからどうやって三笠宮杯行ったの?っていうの諸々をまとめました。

大会の感想

もうね、すごかった!!!!!!!
めちゃくちゃ楽しかった!!!!!!!
ラテンやスタンダードの試合が次々にあって飽きずに楽しく観戦できました。
チケット発売に気づいたのが遅かったのでB席での観戦でしたが、次行くならAかAA席で観たいところ。
とにかく楽しいです。
午後から行くにしても、最初は長丁場だな〜と思っていたんですが意外にあっという間。

ボールルームへようこそで読んだ風景が目の前に広がっているのはなかなか感動モノです。
スタンダードのドレスが広がるのかとても綺麗で、あー大輪の花ってこういうことかー!ってめちゃくちゃ理解した。
多々良がまこちゃんと組んだ時、まこちゃんは花で自分は額って言ってたことあったよね。あれがね!そうかこれか!ってめっちゃ理解できたんだほんとに。

にしても、どの組も上手いので目が足りなすぎでやばい。真剣乱舞祭かよってくらい足りないし、あっちでもこっちでも歓声が起こるのでキョロキョロしまくってしまった。
同時多発キャーってやつだ……
なので決勝のソロ種目は1組をじっくり観戦できたのでありがたかった。

上から見ていると、上手い人は足が速いなと思った。
こう、ワルツにしても何にしてもステップが大きくて、優雅に踊っているように見えるんだけどその実移動速度がめっちゃ速いからあっという間にフロアを駆け抜けて行く。
それでうまいことあいてる場所にすーっと行って審査員や観客にアピールして行くんですよね。
あれも経験による勘なんだろうな。上から試合を眺めていると、リーダーには360°目が付いていてフロアを見渡しているんじゃないか?って思う時がある。

それからラテン。ラテンもほんと楽しい。こっちは男女の駆け引きが面白いのと、あと見た目も派手で楽しいですね。
見ていて思ったのは、特にラテンの上手い組は身体に音楽が流れているというか、ビートがある。ダンサーとして当たり前のことだとは思うんだけどリズム感がめっちゃいい。
例えばパソドブレだと音楽の途中でフィルイン?(っていうの?音楽の切り替えとなるようなアクセントの音)が入ると思うんですが、リズム感の良い組ってそこに動きをばっちり合わせてくる。もうそれが観ていてめちゃくちゃ気持ちいい。体の動きが音に乗ってる。
娘。でいうとまーちゃんのリズム感の良さ、音ハメの気持ち良さみたいな。
キマると格好いいよな〜〜!最高!

どの組もこの大会のこの数分のためにどれだけの練習を重ねてきたんだろう、と思うとほんとにもうすごいなあと。月並みな言葉なんだけど。魂を燃やして何かに打ち込んでる人の輝きってすごい。 出場者の情報も調べず、ほんとに何も知らない状態で行ったのですがめちゃくちゃ楽しめました。

東京開催の大きな試合は、次は3月らしいので予定が合えばまた観戦しに行きたいなと思います。

事前に知りたかった情報

さて、次に観戦に行くにあたり、探しても出てこなくて困ったな~!という情報をまとめました。
興味はあるけど観戦に行きたいけどどうやって行けばいいのかわからない人けっこういると思うんですよね。

あくまで三笠宮杯のレポなので、他の競技会だと少し勝手が違うかもですが参考にはなるかと思います。

まずは三笠宮杯の公式サイトとこちらのポータルサイトを見ておくと良いです。

・公式サイトに15時からでも十分楽しめるって書いてあるけどほんと?

これはほんと。
三笠宮杯のスケジュールをざっくり分けると、
午前中:予選
お昼:休憩
15時:グランドフィナーレ
午後:決勝
って感じになります。公式が15時からでも楽しいよ、と言っているのはこのグランドフィナーレから決勝を見ましょうってことですね。
応援しているダンサーがいるなら予選のある午前中から見に行っても良いと思いますが、丸一日観戦するのはけっこう疲れると思うので初めて行くなら午後の決勝からで十分かな、と個人的には思います。
ほんとに朝から晩までなので、時間換算すると帝劇のマチソワぶっ続けで入るよりも長い時間ずっと席に座ることになるので。そう考えると長丁場ですよね。(決勝から行った場合も1.5回分くらいはあるよ!)

・B、C席は自由席っていうけどお席用意される?

これも大丈夫。
おたくの世界で自由席っていうと、おっ戦争か?始発で行って間に合うかな?!っていう座席戦争勃発系のアレだと思うんですが競技ダンスはそうでもないです。
今回私は14時過ぎに会場に着いたんですが、まだ十分席はありました。
ただしぽろぽろあいてる感じなので、2名くらいなら大丈夫ですが3、4人の大人数でまとまった空席を探すのはちょっと難しいかも。 午後から大人数で行くなら分散して座ることも検討した方がいいです。

あとはグランドフィナーレが始まってしまうと場内が暗くなり席を探すのが難しくなるので、決勝から見るならグランドフィナーレが始まる1時間〜30分前くらい(ちょうどお昼休憩に差し掛かるあたり)に会場到着するとちょうどいいと思います。

・どの席に座ればよい?

どの席も楽しいのでどこでもいい。
っていうのが見に行った感想なんですが。
一応審判席がある方の長辺が正面になるので、グランドセレモニーなどはそちらを正面にして行われます。
逆側はフロアのすぐ近くまで観客席があり選手の応援団がいたりします。で、そっち側にもダンサーさんかなりファンサしてくれるので、ほんと会場内のどこにいても楽しいと思います。

長辺・短辺については、初めて観戦するなら長辺の方がフロアの全体図が見やすいです。クイックステップでばーーーっとフロアを駆け抜けて行くのがよく見えるし格好良いです。 よって、どこでもいいから長辺あいてる席の中でなるべく前の方に座るのが良いんじゃないかなーと思います。

・双眼鏡はいる?

なくても良いけどあると捗るって感じ。
倍率は4~6倍程度をおすすめ。8~10になってくるとちょっとオーバースペック。ダンサーさんの肌や顔や肉体を視界いっぱい眼前に見たいんじゃ!!!!という場合は8~10倍でも良いと思う。

双眼鏡についてはこちらの記事に詳しくまとめたので読んでね。

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中の人に色々聞いてみた

ついったで三笠宮杯についていろいろ喋っていたら、競技ダンスの中の人何人かとつながることができました!
で、競技ダンスの現状について教えてもらったんですが、競技ダンスは長年選手(踊る人)とその関係者だけを相手にした商売をしてきたため、ネットに詳細な情報を上げなくてもみんな知っているから困らないという背景があるようです。
だから三笠宮杯も情報が全然なくて困ったなーと思いましたがそれでもまだ他の大会と比べるとネットに情報が上がっていた方なんだそうで。

2.5次元やオタク界隈など、ネット上でのマーケティングが盛んで容易に情報も取りにいけるジャンルに慣れているとずいぶん参入に対する壁が高いなーと感じるのはそのあたりの福利厚生の差でしょう。
ですが、中に入ってみると熱意にあふれていてたのしいものだなと感じます。だからなおさら、情報発信がいまいちうまくいっていないのを横から見ていると勿体無いなーと感じる。

これは競技ダンスに限らず他の伝統的なスポーツ競技も少なからずそういった問題を抱えているので、この先競技として生き残っていくには情報発信をうまくやっていかに新規層を取り込んでいくかが鍵になっていくんじゃないでしょうか。 で、たぶんですけどそれができた競技から一抜けしていくんだろうな、と感じた次第。

それでは!

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