D!S!E!

ハロプロおたくの書き散らし雑記ブログ。

舞台オタクのための双眼鏡ガイド

需要ありそうなので書きました。というかこう、調べて回るの大好きなオタクなので自身の調べたい欲を満たすのも兼ねてますw

 

 

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双眼鏡を導入してからのこと

あれから、本当にサイトロンで良かったのかな?ちゃんと店行って比較したほうが良かったのでは?と思ったのでお店行って色々覗き比べてきました。順序が逆だね!


舞台に向いてそうな低倍率のものを中心に紹介した、舞台オタクで双眼鏡ほしいんだけど選び方よくわからんって人向けの記事です。ちなみに、掲載している機種はお店に実機があったものに関しては実物触ったうえでのレビューですが、店内の明るい状態でしか確認できていません。舞台で想定される薄暗い場面や逆光ではどう見えるかまでは確認できていないのでご了承ください。

この記事における双眼鏡の使い方の想定としては、

①会場のキャパは400〜2,000席程度を想定。具体的にはアイアとかサンシャイン劇場とかブルーシアターとか、あのへんの2.5次元舞台たくさんやってそうな会場


②2階や後方のいわゆるクソ席を引いても舞台を見やすくするために双眼鏡を導入したい

……といった感じで、もっと大きなアリーナやドームクラス会場に行かれる方、推しの顔を舐めるように視界いっぱいに見たいんじゃ!という方はジャニオタさんの記事を参考にしたほうが満足するものが買えると思います。(その目的だと、必然的に高倍率のもののほうが用途に適するので)

 

舞台を観るのに適した双眼鏡はどれ?



さて、ごちゃごちゃ御託はいいから舞台見るのに最適解の双眼鏡教えて!という人は

 

これを買えばまず間違いないです。なぜ私がこれを勧めるかというと、ほぼ同一スペックのサイトロンを自分で使っていて満足していることと、ヒノデさんは使用したとしても30日間は返品可能なので実際に舞台で試してから購入を決められる、という2点からおすすめしています。返品できなくても問題ないって人はサイトロンの方がお安いです。

で、ここから下は、じゃあどうやって自分に合った双眼鏡を選べばいいのか?という選び方の話になります。双眼鏡を選ぶ際のポイントとして押さえたいのが、

①予算
②眼鏡をかけて使用するかどうか
③明るさと重さ

の3点です。順に解説していきましょう。


①予算



双眼鏡というものは電化製品と比べると比較的シンプルな構造をしていて、ほぼ値段=性能という世界です。よって、お金を積めば積むほど性能の良いものが手に入ります。なので、自分の使用目的をはっきりさせた上でお金を積めば、ほぼ最適解の双眼鏡を手に入れることが可能です。


価格のスペックとしては、ネットの受け売りですが


〜3000円 ないよりはマシだけど良くはないのでおすすめはしない
5000円前後 最低限ちゃんとした双眼鏡ぽいものが手に入る
8000円前後 わりと満足できる機種が手に入る
10,000円〜 良いものが手に入る


といった感じでしょうか。
舞台観劇に実用できるような低倍率の機種ってそんなにあるわけではないので、調べた印象だと15,000円出せば上限かな〜という気がします。


あとですね、私が道具は最初から良いものを買ったほうが良いという考え方をしているので初期投資はけっこう積むタイプです。例えば初めての双眼鏡だから安いのでいいや、と3,000円のを買ったとして、それに満足できなくなって5,000円のを買ったとする。そうすると合計金額8,000円になっているわけで、じゃあ最初から8,000円の機種買ったほうが満足度のコスパが良いのでは?と思うからです。

なので、お金を積めるのであれば、私のおすすめは

 

 

ヒノデかサイトロンの5×20です。
サイトロンもお店行って他の双眼鏡と色々比べてきましたが、やっぱり見やすいなーと思いました。詳しいレポは前回の記事読んでみてください。目幅調整の可動部が固かったのは単にグリスアップが足りてないだけみたいでした。お店のはぬるぬる動いてたので。
ヒノデに関しては上記にあるように30日間は返品可能なので、実際に舞台で試してやっぱり合わないかも…と思っても安心ですね。


というかですよ、双眼鏡が欲しいと思うほど舞台に通ってるオタクがですよ、推しを見るための道具をケチってどうすんの?!!!?!って思うわけですよ正直。推しを見るなら見やすくて像が綺麗なほうが良いじゃん?!何のために双眼鏡導入するの?!推しを見るためでしょ?!!!?!?!という話です。

 

双眼鏡持ってれば2階席でも楽しいですからね。全体図から見えるから照明の演出が綺麗に見えるし、クローズアップしたいときは双眼鏡構えれば良いし。最前列は勿論良いものですが、舞台を見上げるかたちになることが多いです。そういう意味だと2階席とか高いところから双眼鏡使うと見下ろすかたちになるのでわりかし見やすいんですよね。双眼鏡を持つことによる一番の利点は、後方席が当たったとしてもそんなにがっかりしないで済むことだと思います。


②眼鏡をかけて使用するかどうか



2番目に考えるべきポイントはこれ。


双眼鏡のスペック表でいう、アイレリーフ、という値のことです。このアイレリーフというのは、目が双眼鏡の覗き口からどれくらい離れても大丈夫なのか?という距離を表した数値です。


なぜ眼鏡をかけて使用するかどうか(メガネの他にはまつエクしてる人も該当します)を気にしなくてはならないのかというと、眼鏡をかけていると裸眼より双眼鏡の覗き口から離れるからなんですね。


理屈がわからない、という人は、まず人差し指と親指で円を作ってください。で、それをぴったりと目に当ててみてください。指で作った円から景色が見えますね。次に、その指をどんどん顔から離していくと……指の間から見える景色がどんどん狭まっていきませんか?


これと同じことが双眼鏡にも言えるわけです。眼鏡をかけていると覗き口からちょっと遠い状態になるわけで、視界が狭まっちゃうんですね。だからアイレリーフの値を気にしないといけないんです。
スペック表でいうアイレリーフの値ですが、眼鏡をかけている人は15mm以上の機種を選ぶと良いと言われています。
上記のヒノデやサイトロンは16mm,15.5mmなのでクリアしています。


眼鏡をかけている人に特におすすめしたいのが、

 

 

 ビクセン アリーナM8×25ですね。


これはアイレリーフが18mmなのでもっと離れても大丈夫な機種です。
たしかに目から覗き口を多少離してもよく見えたので、メガネの人は重宝すると思います。覗き口を目にぴったり当てなくても見えるので、アイメイクの崩れが気になるわ、という人にも良いかと思います。
見え方はサイトロンの方が良いですが…(明るさに差があるのでそれは仕方ない)かといってこれが見え方が悪いというわけではないし、綺麗に見えるので必要十分な性能ではあると思います。
これはジャニオタさんでもけっこう使用している人が多いので、探せばレポたくさん出てきます。8倍なので大きい会場に入っても対応できるし、そういう意味だとマルチに使えるんじゃないかと思います。


③明るさと重さ



最後に明るさと重さの関係。
双眼鏡の明るさっていうのは、双眼鏡を覗いた時に像がどれくらい鮮明に見えるかどうかを表した値です。要するにブルーレイ画質なのかDVD画質なのか、という話。数字が上がれば上がるほど、イコール見え方が鮮明、と思って問題ないんじゃないかなあと思います。
覗き比べた感じ、明るさ12を超えてくると鮮明で綺麗だ…!これはリアルタイムブルーレイ…!って感動できるんじゃないかな〜と思います。

なんというか、明るさの数値が高くなると覗いた像が鮮明でギュン!って目の前に迫ってくる感じがするんですよね。
ただし、明るさをあげようと思うとレンズを大きくするか、倍率を下げなきゃいけなくなるんですね。そのバランスが難しいんです。明るさをとるか、軽さを取るか。

再掲しますがこの解説がわかりやすいです。

低倍率が実現する、明るさと見やすさ|双眼鏡コラム|双眼鏡の日の出光学

この項ではコンパクトな機種のおすすめと、大きいけれどよく見える機種の2つの軸からおすすめ機種を紹介していきます。


コンパクト機でおすすめいくつか

 

上記のヒノデ、サイトロンの5×20以外のおすすめ機種の紹介です〜。

 

 

ヒノデ 6×21
ビクセン アリーナ 6×21
似たようなスペックなのでまとめて紹介。
この2つ、重量が200g切っていてかなり軽いので負担にならないんですよね。で、それだけ軽く仕上げつつも白はちゃんと白く見える視界の良さを確保してるのでおすすめです。見やすくてバランスが良い。明るさ12越えてるので見やすいし軽いんですよほんと。上記の5×20はこれよりちょっと重いんですよね。とにかく軽くて見やすい双眼鏡がほしい場合はこの2機種選んでおけば間違いないです。

 

 

ビクセン6×21
これ前の記事でもおすすめしていたやつですね。比較的手頃な値段で手に入ります。
とはいえ、上記で紹介しているような8,000円くらいの機種と覗き比べると視界がちょっと黄色味がかって見えます。これは採用されているレンズが一段階低いものだからだと思うんですが、それゆえ価格が抑えられている側面もあるので一長一短といったところでしょうか。あんまり予算はないけどきちんとした双眼鏡がほしい場合には良い選択肢だと思います。
あとね!機体がいろんな色あって可愛いんですよこれ!推しのカラーの双眼鏡持ってたら気分上がるよね。見た目めっちゃ可愛いしちゃんと使える双眼鏡です。

 

 

ニコン 4×21
これ、とにかくめっちゃ軽くて小さいので持ち運びがとても楽。双眼鏡までいかなくとも、オペラグラスサイズのコンパクトな機種がほしいひとには向いてると思います。ただ、ここまで小さくなるとデメリットも出てきて、覗き口が小さい分視界が狭いのと、アイレリーフの距離が短いので眼鏡の人は厳しいです。

私は裸眼なのですが、それでも睫毛が覗き口に当たってけっこう気になった。のと、目幅の調整幅が小さいのでけっこうシビアかもしれないですね。でも、デメリットあるんですけど、それを補って余りある手軽さなんですよこれ。本当に小さくて、化粧ポーチにも入るくらいなのでとにかく手軽で軽くて良い。スッと構えるには最高なんじゃないかな〜。ニコンなので見え方も綺麗でした。


ある程度重さがあってもいいからとにかく感動できるくらい綺麗に見えるものがほしい人向け

 

 

 

ビクセン アトレックライト6×30
コーワ 6×30
この二つです。
これ、実機がお店にあったら是非覗いてみてほしいです。
そ、双眼鏡ってすげ〜〜〜!
って感動するに違いないので!重ささえ気にならないんだったらこの二つまじてオススメです!!!!文句無しに綺麗に見える!!!!!めっちゃきれいに見えて内心大興奮でした。ビクセンのアトレックライトすごいよめっちゃよく見える!!!すごい!


まず、接眼部が大きいので視界が広くてとっても見やすいです。上記のコンパクト機は、どれもあくまで双眼鏡を覗くって感じの見え方をするんですが、これは視界に広がるって感じの見え方をします。カバー範囲が大きいといったら良いでしょうか。
で、それから明るさ驚異の25ですよ。25!やばい!


明るさ20越えの視界がどんな見え方するかというとですね…劇場に持って行ったらどうか、って過程で書きますけど、たぶん推しに改めて惹かれると思う。
輝いて見えるんですわ!推しが!!!髪の毛の一本までまばゆく輝いて見えるに違いない。まばゆく!ピンスポいくつか足された!!!!ってぐらいにほんとによく見える。これはすごい。もうほんとにすごい……輝いてる……


繰り返しになりますけど、ギュン!って感じで見えてるものが眼前に迫ってくるんですよね。言葉では言い表せないのでこれはとにかく実機覗いてみてください。コンサート用じゃなくて星見のコーナーに置いてあると思います。
サイトロンの倍率に物足りなくなったらたぶんこのサイズの8か10倍買うと思います。倍率高いのは特にコンパクト機じゃ無理がある……


ビクセン6×21は視界が黄色味がかって見えるって書きましたけど、白を白として見ることができる双眼鏡ってやっぱりレンズ自体の質やレンズのコーティングが良いやつなんですよね。
これは白が尚一層のこと白く輝いて見えました。正直肉眼で見るよりずっと綺麗。まばゆい…なんだこれめっちゃ綺麗だぞ……って感じですほんとに。この2機種については、コスパ良すぎてレビュー書くとサクラとかステマと間違われるってよく言われるらしいんですが、ほんとにそれに納得しちゃうくらいよく見えます。笑


重さは500gほどあるんですが、構えてるぶんには意外と気になりませんでした。持ち運びは重いかもですが。よくよく考えたら劇場でも劇中ずっと双眼鏡構えているわけでもないでしょうし、それを考えたら重さも許容範囲…かな…?と思いますがどうでしょうか。綺麗な見え方を最優先するのであれば要検討機種と思います。

 

まとめ

 

最後に。
色々な双眼鏡を実際に覗いて比べてみて、自分の使用目的にばっちり合う買い物(サイトロン5×20)ができたな〜という確認ができましたw自画自賛です(^▽^)何はともあれ情報収集/分析と目的の洗い出しが大切ですね。

以上で紹介終わりです〜!何かの役に立てば幸いです。
では、あなたも良き舞台オタクライフを!

 

追記

双眼鏡を買ってから1年が経過したので追加でレビューを書いてみました。5倍の双眼鏡で見た各劇場の見え方も載せてます。

 

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