D!S!E!

ハロプロおたくの書き散らし雑記ブログ。

「夢見るテレビジョン」アンジュルムの舞台から目が離せない!

というわけで、11/7朝,11/14朝の合計2回公演入ったので感想書いていきますね。

まずね、アンジュルムの舞台公演これ 大正解ですよ!!!!!!

いやもうほんと行ってよかった。面白かったし楽しかったし、何より元気が出た。

アイドル舞台ということ

アイドル舞台の定義が「推しがかわいい女の子を演じてくれること」であるなら本作はちょっと外れる。なんせ半分くらいは男役だから。 けど、アイドルの公演のように「観終わった後に元気が出る」と定義するなら大正解ですよほんとに。早く円盤ほしい。
演劇女子部って円盤出るときに完全版のサントラが一緒にくっついてくるんで、早売りサントラもいっかーって思って買わなかったんだけど今になって曲をまた聴きたくなってくるから困る…

男役ね。男役。
たしかに、ハロオタ界隈で男役やるのってどうなの?っていう論争がたびたびあることはわかってます。ドルオタとしては推しが可愛い女の子を演じてほしい。その気持ちもめちゃめちゃわかる。
けどねーーー。多少なりとも物語を書いたことがある人間からすると性別縛りってすごく難しいんですよね。
そこをなんとかするのが演出や脚本の腕の見せ所、と言われればそうなんだけど。
そういう意味では、やっぱりLILIUMはハロの演劇史上に燦然と輝くひとつの星であることは間違いないし、ほぼ女の子だけであそこまでのプロットまとめたのはもう凄いしか言いようがない。(※夢見るテレビジョンが悪いと言っているわけではないです)

今回の夢見るテレビジョンは、話の内容からして男性がいないと成り立たないような話だと思ってるし、そもそもからして昭和は男の時代というイメージがある。だからなんというか、それはそれじゃないかな〜と思ってるんですよね。

とあるブログで若い女の子が男役を演じるとイケメン芝居になりがち、と言われてて。たしかにそうだよなーと思ったんだけど、今回の夢見るテレビジョンは男役みんなそれぞれ役を確立していて、メンバーの新たな魅力がたくさん観られた。
前作のMODEもとても良かったし、そこからさらに磨きをかけてきたなあという印象なのでアンジュルムの舞台から目が離せない。ハーーーこれだからオタクって楽しいな!

全体的な感想

あらすじとしては、男性社会であるテレビの世界に入った河合花子。そこで花子は番組制作の現場を目の当たりにし、感動し、ディレクターになるという夢を見つける。といった話。

まず、全体的に歌が多いので単純に観ていて楽しい。私は歌とダンスが好きなので。この舞台をストレートプレイとミュージカルどちらかに分類するとしたら?っていう問いがあるならたぶんミュージカルなんだと思う。ミュージカルです、と明言されてるわけじゃないんだけど。

もうまず幕開け全員歌唱のメインテーマからしてとっても楽しい。なんと言ったらいいのかわからないけど、これから素晴らしい劇が始まるよー!って、そんな感じでとても高まるんですね。(もうすでにここで感動してる)
みんな歌もダンスも上手いから安定してる。アンジュメンほんとすごいな…

それから、話の中頃で後輩4人が夢を見つけた!って内容の歌を歌うシーンがあるんだけど、そこがもうめちゃめちゃ泣ける。私は涙腺弱い方だしドルオタの贔屓目というのも多分に入っているとは思う。にしてもだよ。あまりに輝かしいものを見るとなんだか泣けてくるんだよね…

この歌を歌っているのが後輩4人っていうところもポイントだと思ってます。
というのも、主人公の花子がくじけそう、もう辞めたい。って落ち込んでいるときに早乙女部長に「もう辞めてしまうのかい?君はまだ何者にもなっていないのに?」って言われて、それからの「スリーミニッツショーのワンコーナーのディレクターをやらないか」という早乙女部長の言葉。

で、花子はディレクターになりたい!って目標を持つわけなんですけど。
この後輩4人は作中ではまだ何者にもなれていない若者4人なわけです。だからかみこ、ももにゃ、むすぅ、川村ちゃんの4人が歌うわけで。 だって先輩組のあやちょ、りなぷー、かななん、タケちゃんはもう「何者か」になれているわけです。作中でも、そして現実世界のアンジュルムでも。

それに対して、後輩4人ってアンジュルムになってからも日が浅く、「何者か」になりつつある、まだ成長の入り口に立ったような状態なわけで。だからこの歌を歌うのはその4人じゃなくちゃいけない。
もうね、だからこの4人が「私には夢がある!」って歌うのめちゃめちゃ泣けるんだよほんとに。希望に満ちててキラキラしてて。ほんとなあ……

あと、ハロの舞台のいいところってセットにちゃんとお金をかけてくれるところだと思ってて。今回もテレビの話ってことでテレビ型のセットになってて、かつ、モニターも入ってる。
番組の収録シーンとか、我々観客は番組観覧に来た人たちみたいな位置付けになる。舞台セットを通して舞台に引き込まれて行く感じ。
話の後半でテレビ番組を生放送するシーンがあるんだけど、そのシーンでは実際に舞台をとってモニターに映してるんですね。
だから生放送の番組を実際に見られる。毎公演カメラ入ってるので、これとっても豪華な演出だなーと思いますほんとに。あわよくば円盤に日替わりのスリーミニッツトークショー入れてくれると嬉しいなあ。

ちょっと長くなってきたので一旦ここまで。
まだまだ書きたいことたくさんあるので、次回の記事はキャラ一人一人について書いていこうと思います〜。

ちなみに、夢見るテレビジョンの前作「MODE」は同じ世界観のお話です。同じ時代に生きた、頑張る女性を描いた物語なので一緒に見るといいかんじです。