キンプリ初見の人のレポはよく見かけるけど、
その後プリリズRLを走ってキンプリを見に行った人の、どういう変化を辿ったのか、
というレポは見たことがないので書き記しておこうと思います。
今日のこの雰囲気
「がんばって!」なんて言葉は似合わない。
ああ、今の私に、いったい何が出来る?
でも、一緒に、この感動を「共有」したい。
っていう気持ちで書いているのでちょっと話を聞いてもらえると嬉しいです。
今までのキンプリ現場回数について
1回目、ちょうどいい時間の上映があったので仕事終わりに一人で川崎の応援上映に入る(2/19)
2回目、翌日土曜の監督舞台挨拶がある川崎エリート応援上映に友達といく(2/20)
3回目、ちょっとキンプリが気になるという友達がいたので新宿の通常上映に連行する(初めて通常上映見る、2/26)
プリリズRL走り始める
4回目、大泉シアター1通常入る(2/28)
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5回目、大泉シアター1夜、応援入る予定(2/28)
キンプリ初見、2回目
応援上映に入りました。もともとハロオタなので、楽しくキンブレ振れました。
とにかく楽しくて、爆笑して、世界が煌めいてるんだなって思いました。
プリリズもキンプリも知らなかったけど楽しめました。
おおむね他の初見の方のレポと似たような感じです。
ただ、ドルオタの私としては、初見でもオバレの三人が感謝祭で無期限活動休止を発表したとき、胸が詰まるような思いでした。
その時頭をよぎったのは、一昨年8月のハロコンで無期限活動休止を発表したベリや、
ついこの間、同じく活動休止を発表したKAT-TUNのことでした。
無期限活動休止、という言葉は、まだまだ癒えない生傷です。
それを、とにかく楽しいと噂されていた、
このキンプリでも聞くことになるとは思ってもいなかったから、出会い頭に頭を思い切り殴られた気分です。
なんでだよお…応援し始めた途端にオバレ遺族なんてヤダー!
今では、なんでもっと早く知って応援していなかったんだろう、あの時わたし生きてたのに!!!!って気持ちでいっぱいです。
あの銀河鉄道のシーンは、初見だと人によっては爆笑ポイントのようですが、私はしんみりしていました…
スクリーンの中のファンがキンブレを消すのと同時に劇場のお客さんも一斉にキンブレを消して、劇場が真っ暗になって。
いままであれだけキンブレの光でぴかぴかしていて綺麗だったのに、ほんと、なんか、
ある日突然、◯◯に関する大切なお知らせを突きつけられた日のお葬式みたいな気持ちになって悲しかった。
でも、その後のシンくんのOver the Sunshine!で救われました。
たしかに、よくよく考えてみれば、ぽっと出のよくわからん新人が、いきなりセンターに立って、
オバレの二人を従えてパフォーマンスやっているのはオバレファンからしてみれば何なんだよって状況だと思うんですね。
けれども、あのきらきら輝いた、太陽の笑顔に救われたファンだってたくさんいるんじゃないかなあと、そう思うんです。
初めて通常上映に入った日のこと
この日は、何人か周りの人がRL走り始めたり、プリリズのまとめが回ってきたりしていて
キンプリの他にある程度プリリズの情報を仕入れた状態で見に行きました。
2回目までが応援上映だったので、この日が初めての通常上映でした。
そうしたらどうだろう、情報解像度が驚くほど上がりました。
応援上映で掻き消えていた台詞がよく聞こえて、ああ、ここでこの子はこういうこと言っていたのか、とか、
曲の歌詞をきちんと聞いて噛みしめる余裕もありました。
ドラマチックLOVEがほんとにキラキラした良い曲だなって改めて思った。どんどん皆のこと好きになってく。
応援上映と通常上映、初見はどっちにいったらいいの?という疑問はよく耳にしますが、
個人的にはどちらでも良いと思います。
どちらにもそれぞれの良さがあるので。
ただ、あなたがキンブレ振り慣れてるドルオタでコールとか即興でもなんとかついていけるぜー、てな感じなら応援上映が良いかもしれません。
現場のような感じでとっても楽しかったです。
プリリズRLを走りはじめた
キンプリ見たんだったらプリリズRL見なよ、と勧められたのでdTV契約してホイホイ視聴しはじめました。
色々配信しているサイトあるけどどこがいいのよ?って話ですが、
調べてみた感じ、dTVが(dアニメではなくdTVなのでお間違え無いよう)
今のところ一番良いんじゃないかなと思います。プリリズの配信は3月末日までですが、初めての一ヶ月は無料なので実質無料でプリリズを視聴できます。
全51話走りきれるかなー、と思いながら見はじめ、今7話まできたのですが、
いやもうめっっっっちゃくちゃ面白いです。
これ、全51話っていう話数に怯んで見ないのはとっても勿体ない気がする。
いま7話までみた状態でこれを書いています。
7話、あんちゃんのマイソング披露回なんですが。
もーーーー号泣しましたよね。
特に号泣回って紹介されてた回でもないのに。
あんちゃんがステージに立ってパフォーマンスして。変装してこっそり見にきたお父さんが、
ステージのあんちゃんを見て、小さな頃のあんちゃんを重ねて、
「大きくなったなあ……」って涙をにじませるシーン。
そこです。そこですよ。そこでもう号泣。
大きくなったなあ、っていうこの気持ちというか、実感というか、
ドルオタなら誰しも一度は推しに対して抱いた感情なのではないでしょうか?
昨年12月大晦日、オーディションの時から見守ってきた鞘師里保ちゃんが
5年間の活動を経て卒業していきました。
最後のステージに立った鞘師ちゃんを見て、入った時は小学生で、
あんなに小さかった女の子が、エースになって、娘。を引っ張っていく存在になって、
皆に見送られて卒業して、まさに、「大きくなったなあ……」と、思いました。
アイドルを応援する醍醐味の一つに成長を追いかける、というのがありますね。
彼女たちの奇跡的な成長は、MVという形で記録されています。
ベリや℃-uteの十年選手は、子どもだった子たちが素敵なレディになるまでの記録が全て残っているんですよ。
成長は、それってつまり、あがいてもがいて、努力した軌跡。ただ単に身体が成長するだけじゃない。
歌も、ダンスも、MV一つ経るごとに上手くなって、たしかな努力の軌跡がそこにある。
もうまさに、これって奇跡としか言いようが無い。
一般の子だったらそんなに詳細に記録残らないですからね。
そして、プリリズ。プリリズ本編も、ある意味では、
現実世界のアイドルでいうMVに相当する物なんじゃないかなあ、と思ったりもしているわけです。
しかも、パフォーマンスの記録だけじゃなくて、
そのとき何を考えていたか、どういうことに悩んでいたか、
そういう裏側まで見せてくれるんですよ。やばくないですか!?やばい。
思い悩んで、時には辞めたい、辛い、って人知れず涙を流した夜があったはずで、そ
れでもステージに立つっていう簡単にはできない選択をしてくれてるプリズムスタァたち。
ハロプロのように、同じ「アイドル」という肩書きでも皆違うことを考えていたりもするのに、
プリズムスタァたちはそれ以上に多彩なバックボーンのもとに集まっている。
バンドだったり、パティシエ、歌舞伎、ストリートetc…
もしかしたら、プリズムショーがなかったら彼らは一生出会うこともなかったかもしれません。
そういう子たちが、一緒に汗を流して、ともに切磋琢磨して、ステージに立ってるわけですよね。
もうほんと、皆のこと大好きになっちゃうしかない……。尊い……。
ところで、まだべる様のパフォーマンス見てないんですよ。そこまで行っていなくて。
彼女が背負っているのはエースカラーの赤。
エース、というのは、グループの誰よりも高みにいるからエースなのであって、
ある意味では孤独で孤高の存在なのだと、私は認識しています。
AKBで絶対エースと言われたあっちゃんがそうですね。鞘師もそう。
(あっちゃんはメンバーカラーが赤ってわけではないですが)
その、エースカラー赤を、背負っているべる様。彼女のパフォーマンスが早く見たい。
劇中、べる様が旗を持って立っているポスターは、銀河の歌姫シェリル・ノームを彷彿とさせませすね。ワルキューレ。
4回目のキンプリ
大泉シアター1の通常に入りました。今日ですね。日曜日の昼。
あんちゃんの7話で号泣してから劇場に入ったので、
すでに涙腺ゆるっゆるの状態だったんですが、予告の暗殺教室の時点で涙滲んでいました(早い)
プリリズを走りはじめたことで、より多くのことがわかるようになりました。
最初の自転車のシーンでオバレに同乗しているのはモブの女の子なんかじゃなくって、
それぞれ、べる様、あんちゃん、いとちゃんなんだってことに気がついたり。
終盤で女の子たちが二年後も活躍してるよ!っていう女の子連続シーンがありましたが、そこもとってもじんわりした。
みんなプリズムショー続けてくれていて嬉しい。
続けていくことは、何よりも難しいことだと思うので。
ベリが普通、アイドル10年やってらんないでしょ?!と歌っているように、
ドラマ武道館で碧が、いつまでもアイドルでいられるわけじゃないんだよ、
アイドルの先を考えなきゃいけないんだよ、と愛子に言っているように。
一つのことを長く続けていくのは、容易なことじゃない。
だから、RLの作中から2年後のキンプリの世界で彼女たちが活躍しててとっても嬉しい。
プリズムスタァの女の子たちもいつかは方向転換を考える日が来るのかもしれないけれど、
その時は身体に気をつけて、と背中を押して応援したいです。
冒頭のアスレチックコアでコウジが飛んでいる胸きゅんと
ヒロ様が飛んでる無限ハグの意味を知った上で見ていると、この二人……ああ……(言葉にならない)
冒頭のアスレチックコアからもう涙が止まらなかった。初見のときあんなに笑ってたのに。座席が震えるほど。
キンプリの背景を知れば知るほど、笑いどころだと思っていたシーンが号泣シーンに変わっていく……
まだ7話なのにどうするんだよって感じですよまったくもう。51話完走したら一体どうなっちゃうんだろう。
それからコウジは、Over the Sunshineをヒロ様のために書いていましたね。
ハリウッド行きが決まった状態で、自分の選択はきっとヒロ様を泣かせると分かっていた上で、
コウジはあのキラッキラのアイドル曲を書いたのか……って思うと、もうわけがわからない。
俺がいなくてもヒロは輝けるよ、元気でいてね、ってことなの? なに??? コウジ!!!!!
コウジとヒロ様はほんとに一体なんなんだ。ままならない。
キンプリ5回目
そんな感じで、今日の夜、また応援上映に行ってきます。
昼にばっちりシンくんるいるいお誕生日おめでとうボードにメッセージ残してきました。
泣いて目はショボッショボだわ手は震えているわでひどい状態だったけれども。
シンくん、本当に、見つかってくれてありがとうね。私はあなたにだいぶ救われてます。
キンブレの電池も変えました。準備も万端。
今度こそ、冒頭のエイベックスの時点でタオル握りしめて号泣してるかもしれないし、
キンブレ振って応援するどころじゃないかもしれない。
もう、初回みたいに手放しでは笑えないんです。
けど、初めてプリズムショーに出会った時のキラキラした気持ちを思い出しながら、
精一杯楽しんできます。
アイドルのファンでいるのって、楽しいだけじゃなくて、なぜだか心の痛みを伴うこともけっこう多くて、
なんでだろう?なんでこんなに辛い気持ちになっているんだろう?って思う瞬間があったりもするのですが、
それも含めてアイドルを応援することなんだろうな……と思っています。
キンプリ、見れば見るほど、ただのギャグ映画なんかじゃなくって、
伏線がちりばめられ、濃厚で、よく練られた味わい深いストーリーだなと思います。
どうか、プリリズRL完走するまでキンプリが劇場でやっていますように。
完走したら絶対劇場に行きたくなるだろうから。
そして、長くなりましたが、最後に。
いままでプリリズを支えてくれたファンの方、本当にありがとうございました。
ファンの方がいてくれたこそ、キンプリという映画ができて、こうしてキンプリ、プリリズを知ることができました。
これからは、わたしもプリズムライブの客席の、サイリウムの煌めきのひとつになれたら幸いです。
以上、長文になりましたが、読んでくださった方、ありがとうございました。