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ハロプロおたくの書き散らし雑記ブログ。

グランギニョルの幕が閉じたからLILIUMを見てほしい

少し前に、グランギニョルという演劇が千秋楽を迎えた。「TRUMP」という一連のシリーズ作のひとつ。

なにせLILIUMは私の好きなもの(ハロプロ)×好きなもの(末満さん脚本)の掛け合わせで、布教したくてたまらないので事あるごとにLILIUMを見てください!!!!!ってツイッターでギャーギャー言ってるんですけど、今回も例に漏れずそれです。
グランギニョルが終わった今だからこそ、LILIUMを見てください!!!!

大好評のうちに幕を下ろした貴族の、貴族による、貴族のための残酷劇「グランギニョル」は、12月円盤発売予定です!

TRUMPシリーズとは

不死を失った吸血種《ヴァンプ》たちの7500年に渡る血の饗宴───。
「繭期(人間でいうところの思春期)」を迎えた若き吸血種《ヴァンプ》たちを教育・矯正するために設けられたギムナジウム《クラン》。
人間とヴァンプの混血《ダンピール》であるソフィは、「汚らわしき者」として周囲から嫌悪されていた。
完全階級社会であるヴァンプ界にあって指折りの名家の生まれであるウルは、忌むべき存在であるソフィになぜか心惹かれていく。
そんな中、ウルはかつてヴァンプが持っていた「不死の力」について研究を続けるうち、
永遠に生き続けているとされる原初の吸血種《トランプ》の存在を知り、永遠の命を渇望するようになる。
やがて、ソフィとウルは不死伝説をめぐる深い因縁に巻き込まれていく───。

以上、Amazonの商品説明より引用。

吸血鬼の思春期の少年の集まるギムナジウムとか、もうこのワードだけでオタクで嫌いな人いないでしょ????って感じですよね。わかる〜〜〜。
あまりに人気なのでもともと円盤はDVDだけだったんですが最近ブルーレイが発売されました!ヤッター!

LILIUMについて

LILIUMは時系列的にはTRUMPの後の話になります。このTRUMPに連なる惨劇のひとつ。
こちらはハロプロのアイドルの子たちが主演ということもあり、舞台はほぼ女子だけのサナトリウムになり、上演形式は歌とダンスありのミュージカルになっています。
TRUMPシリーズで一番おすすめしやすいのがこのLILIUMだと私は思っているのですが、その理由としては

・歌とダンスが多いので初見の人でもとっつきやすい
・U-NEXTで実質無料で配信している
※2018年6月追記:配信終了しました。

・衣装がかわいい

LILIUM上演当時の2014年6月。
1番年上でスノウ役の和田彩花(あやちょ)でさえ19歳だった。 だから、あのミュージカルに出演しているのは中高生を中心としたティーンエイジャー。
ティーンエイジャーだけであの作品を演じ切るというのがまず凄い。 舞台によく通う人は知っていると思うんですが、舞台の公演って普通は1日2回ですよね。
それが、ハロプロの演劇公演の場合多い日だと1日3回転するんです。 この惨劇を見てから思い出してみてください。これを、1日3回転も…?!って絶対なるから。

そして、この舞台の主題は「永遠に枯れない花はない」ということ。 これを、いつか必ず終わりの来る、女子アイドルに演じさせるということの意味。演者自体がそもそも「永遠に枯れない花はない」ということを体現している。
現に、このオリジナルメンバーのうち何人かは当時在籍していたグループから卒業してしまっている。だからオリジナルメンバーでの再演が叶うことはもう永遠にない。
もし何かの形で再演されたとしても、この、2014年のサンシャイン劇場に咲いた花とは別の花になる。

このミュージカルで特筆すべきは、なんといってもシルベチカ役の小田さくらちゃんだと思う。(もちろんみんな良いんだけど)
小田ちゃんはこのLILIUMが舞台初出演作。……とは思えないほど、役が完成されているし存在感がある。
LILIUMは小田さくらのソロ歌唱から始まる。舞台の幕が開けた時、板の上にいるのは彼女ひとりだけ。初舞台でその大役を任されてるんですね、彼女は。それだけ末満さんに期待されていたってことでもあるんだと思う。
様々な花の名前を持った少女たちの中でシルベチカだけが、心の底から男に愛された女の顔をしている。 その演技を、初舞台の彼女がやってのけているのがもう……。これだからハロプロの現場通いはやめられないんだ。

このミュージカルが上演されたのは6月のさなか。
舞台となるクランではずっと雨が降っている。狙っているのか偶然か、現実世界も季節は梅雨。
劇が終わってサンシャイン劇場を後にしても、舞台の上と同じようなぐずついた空模様。 夢か現か、奇妙な気持ちで劇から抜け出せないまま雨の池袋を歩いたのをよく覚えている。

LILIUMを観る方法としては、手軽にみるならU-NEXT、舞台裏やオーディオコメンタリーなどが観たい場合なら円盤の2種です。
円盤を買うとサントラもついてきます。

LILIUMに限らずですが、末満さんはキャスパレの演出とても上手いんですよね。LILIUM、グランギニョル、TRUMP。それから刀ステもそう。キャスパレがあると、これからこの物語を観るんだ!って一気に世界観に引き込まれていく。

他にもこんな作品

末満さんはハロプロの仕事だとほかにも「スマイルファンタジー」というスマイレージ(現・アンジュルム)主演のミュージカルを書いています。

まずサムネイルからして、これは本当に末満さんが書いたシナリオなのか…?!感が満載。ピンクでとてもかわいいですね。
実は全部主人公の妄想で、本当は全員死んでました!とかそういうのは無いので安心してください。ちゃんとまっとう(?)に可愛いはなしです。
とっても楽しいんだけど、ほんの少しの寂しさも感じるような。お祭りが終わる時の雰囲気に近いかも。

このミュージカルが上演された当時はまだスマイレージというグループ名だった。3期の佐々木莉佳子、室田瑞希、相川真穂の3人が入る直前にこのミュージカルは封切られた。

要約すると6人のスマイレージ最高!っていう内容なんだけど。 あまりのエモさにぼろぼろ泣いた。 3期が加入する直前。スマイレージはアンジュルムに変わろうとしている。だからこそ、スマイレージを題材にしたミュージカルを上演したのだと思う。

2期のメンバーが背負ってきた苦労を思うともう本当に泣ける。地方のライブハウスまわりの暗黒期を乗り越えてホールコンにたどり着いたわけなんだけど、2期の絆ってたぶんそういう苦労を乗り越えたところからきている気がする。 そういうスマイレージの活動の流れを知っていると、ラストの
「出会ってくれて、ありがとう」
というフレーズがことさらに響いてくる。そこでもまじ号泣。

これもね、U-NEXTで配信されてるんですよ。

「SMILE FANTASY!」の動画視聴・あらすじ | U-NEXT

スマイルファンタジーも見てくれ〜〜〜〜〜!ってことで布教がてら記事かいた。

スマイルファンタジーを経て、それから3期4期が入って、めいめいの卒業ラストシングルがこれ。 めちゃめちゃ強そうで最高じゃないですか!??!?


アンジュルム『次々続々』(ANGERME[One by One, One after Another])(Promotion Edit)

ハロプロは…いいぞ…! というかほんと現場たくさんあるから気軽に一回おいでよ!楽しいよ!って感じですほんとに。